「SWANネット」は、地域内の病院、医科診療所、歯科診療所、薬局、介護サービス事業所、訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所、地域包括支援センター等が患者の情報を共有することができる、地域包括ケアに対応したヘルスケアSNSです。施設や職種を問わず、患者に関わるすべての医療者・介護者がお互いに情報を共有し、コミュニケーションを可能にすることで、顔の見える地域包括ケアサポートを実現しています。
平成26年度から2年間、地域医療再生基金の「新潟県在宅医療連携モデル事業」として、多職種連携にかかわる「新潟市在宅医療連携拠点事業」と、ICTシステムにかかわる「新潟市医師会IT連携事業」を実施。平成28年度、モデル事業終了後、地域医療介護総合確保基金の「ICT連携システム整備事業」の補助金を活用し、新潟市内の医療と介護の事業所に広く活用していただくべく募集。多くの施設から申し込みをいただき、新潟市全域にて運用を開始いたしました。
なお、このICTシステム活用による医療介護の情報共有化を更に推進するにあたり、新潟市医師会では関係者の皆様が親しみやすく、広く利用していただくため、【 S 住みなれた、 W 我が家で、 A 安心して暮らせるまち、 N 新潟 】の意から、「SWANネット」という名称で、多くの関係機関、多職種の皆さまにご参加いただき、「SWANネット」を活用していただけるよう、新潟市医師会では、体制整備に尽力していく所存でございます。
IT(インターネットなどの通信とコンピュータとを駆使する情報技術)を用い、医療・介護・福祉のスムーズな連携と、地域の皆さまの声を活かしたより良い地域づくりを目指すため、「SWANネット」を利用し「生涯一カルテ」として、SWANネットに参加している医療・介護施設でのみ情報を共有します。また、共有される診療・ケア情報は、情報の安全性を確保するため高度に暗号化されており、個人情報が漏れることはありません。受診医療施設が変わっても、継続した治療を受けることができ、重複した薬や検査を防ぎ、あなたの大事な意思や、病状の経過を伝えることができます。
より多くの皆さまにご参加いただくことで、地域の「医療と介護」のサービスが結びつき、必要な情報を共有することが可能となり、包括的なヘルスケアを実現します。
医師、歯科医師、薬剤師、看護師、医療ソーシャルワーカー、ケアマネジャー等の医療・介護にかかわる様々な職種が利用可能です。
厚生労働省のガイドラインに準拠したシステムとして安全に管理・運用されております。
併用することが可能です。データ連携の機能(別途費用が必要)を利用することにより、入力の負荷を軽減することも可能です。
全ての診療科で利用可能です。
東京のサービス提供企業と地元の協力会社によるサポート体制となっており、問い合わせに際しては、電話窓口が設置されています。
パソコン、タブレットでの利用を推奨しています。スマートフォンでも利用は可能ですが、画面のサイズが小さいため、使いにくいと感じる点があります。
JPEG、PNGに対応しています。現時点では、DICOMや動画には対応しておりません。
平成28年度の診療報酬改定で、地域で安全なネットワークを構築し患者情報を提供及び参照することが評価されるようになりました。SWANネットでも算定可能と考えております。
導入をご検討されている、医療・介護施設関係者さまは、新潟市医師会 地域医療推進室まで、ご相談・お問い合わせください。